Best name ~ 追憶 ~
第4章 ひとりに・・・しないで
なんだ…フツウに話せるじゃない
大丈夫…
大…丈夫。
もう・・・これきりのことだし
そう思って
やり過ごそうとした私は
彼の言葉…
その指摘で・・・気付いてしまう
『いつおぼえた?』
え・・・?
『そんなカオ・・・どこでおぼえた?』
ソンナカオッテ ・・・ドンナ・・・カオ?
私・・・どんな顔してたの?
少し奇怪げに私を見る彼・・・
無自覚・・・無意識・・・
気付くと私の頬の筋肉に
ヒクヒクと
つるような感覚がした
私・・・知らないうちに
彼に向けて
必死に笑ってたんだ
なんでだろう・・・
そして…わからなかった
ううん・・・わかりたくなかった
二度と会わないと決めたのは
彼のためでも、お相手のためでもなかった…
私は・・・どこかでわかっていた
私は・・・リョウキのことが
私はリョウキを・・・
・・・・・・。
リョウキじゃなきゃ・・・私。
忘れようとしなくていい…
そのうち忘れられる…
イヤでも・・・忘れる
そう思っていた…
そう過ごしていたはずの私は・・・
心は必死に
リョウキを〃忘れようと〃していた。
私は
心と身体が…
バラバラだった
大丈夫…
大…丈夫。
もう・・・これきりのことだし
そう思って
やり過ごそうとした私は
彼の言葉…
その指摘で・・・気付いてしまう
『いつおぼえた?』
え・・・?
『そんなカオ・・・どこでおぼえた?』
ソンナカオッテ ・・・ドンナ・・・カオ?
私・・・どんな顔してたの?
少し奇怪げに私を見る彼・・・
無自覚・・・無意識・・・
気付くと私の頬の筋肉に
ヒクヒクと
つるような感覚がした
私・・・知らないうちに
彼に向けて
必死に笑ってたんだ
なんでだろう・・・
そして…わからなかった
ううん・・・わかりたくなかった
二度と会わないと決めたのは
彼のためでも、お相手のためでもなかった…
私は・・・どこかでわかっていた
私は・・・リョウキのことが
私はリョウキを・・・
・・・・・・。
リョウキじゃなきゃ・・・私。
忘れようとしなくていい…
そのうち忘れられる…
イヤでも・・・忘れる
そう思っていた…
そう過ごしていたはずの私は・・・
心は必死に
リョウキを〃忘れようと〃していた。
私は
心と身体が…
バラバラだった