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Best name ~ 追憶 ~

第5章 あの人に…お似合いの女の子

「うん!・・・アイちゃんどうかな?」






あ・・・






出来上がった髪型をみて

私は・・・







「だいぶ印象変わるでしょ?」





『はい・・・』







私は・・・ちょっと


嬉しかった







「分け目を変えたり、前髪ながすだけでも
結構イメージ変えたり楽しめるからね

気が向いたらカラーもやってみても
良いと思うし♪」





『ふふ・・・ありがとうございます』






私は先に美容室を出て
マナさんを待つ間に

ショッピングモールのコスメコーナーを
うろうろしていた



『・・・』



普段はほとんど使わない
アイシャドウや口紅に・・・つけまつげ








『つけてみたらっ?♪』






『・・・わっ』







後ろからする声に驚いて
売り場のディスプレイを
ひっくり返しそうになった





『女子力高いねアイルンルン~~?♪(笑)』





『~・・・』





『お待たせっ♪』





髪色も髪型もオシャレにバッチリ
決まっているマナさんと合流する






『ん、アイル♪カワイイじゃん』




少し印象の変わった私の
前髪をツンと撫でてマナさんが微笑む







『フフン♪~どれどれ~?』





『???マナさん?』





『~♪』





マナさんが
私の顔を使って(?)


あれだ、これだと
テスターを手にしては
メイクを始める




『ピンクっぽい口紅とかさ♪~』


『あわわわわっ…』






しばぁらく・・・
コスメコーナーに入り浸って




マナさんに見てもらったり
吟味して化粧品を買って


そのままショッピングモールの
パウダールームに二人で入った












『アイルさ・・・無駄に手先は器用だよね♪』






初めて買ったつけまつげを
鏡とにらめっこしながらつけてみた



『おかしくない?変じゃない?
マナさん・・・』




『おかしくないよ!カワイイカワイイ!』






『カワイイ・・・じゃなくて

大人っぽくしたいの・・・』





『ぷっ・・・ったくもぉ~(笑)』




マナさんに手を加えてもらったり


慣れない少しバッチリ目のメイクは
違和感と照れくささもあり


少し私をウキウキさせた

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