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Best name ~ 追憶 ~

第1章 私の記憶

唯一……
逃れる方法が、まだあった

彼らの気の済むようにさせることだ。


永遠に続くのではない…
じっとガマンすれば必ず終わりはくる

私は目を閉じた

…と言うより他は…力が入らなかった。









「ブフッ…傷つけたらバレるから
殴んなっつったのダレだっけぇ?セーゴクン?♪」


目を閉じても耳は塞げない。
彼らの声は、私の耳を突き刺し続ける。


『っせーな…。
バレるよーな傷つけんなっつったんだよ。
~…フン。別にバレない方法あるけど?
……このまま殺しちまえば…』








ビクンっ……!!!








セイゴの言葉に反射的に私の体は
怯えて跳ね上がった。





「プッ……あ~ぁ
また怯えちまっただろぉ
セーゴが恐がらすから~。
……~じっとしてれば痛くしないってさ?
処女チャン?」


「ブフッ…てか処女の子ムリヤリ犯す時点で
イテーんじゃねーの?!ハハハっ!」



『っせーな!…テメーら
ごちゃごちゃ言うとマワさねーぞ!?
~つぅか押さえてろよコイツ暴れんだろぉが!』




「~もぉスタミナ切れじゃん?
ちっとも動かねーし、大丈夫だろ?」





『…おさえてろ。痛がって暴れる…

一気にハメるから…

動かないように…早く押さえろ』




「う~わっ…。一気に入れるってさ?
オマエのカレシ、マジおっかねぇな?
オマエ知らなかったろう?ククククっ…
痛そ~だな?まぁガンバレよっ!」


各々…
好き勝手なことを言いながら
好き放題している。


直視はしていないけれど
仲間の男二人は

抵抗しなくなった私に安心したのか
セイゴの命令は聞かず
それぞれ息を荒げて興奮を高めているようだった



ブキミ…


キモチワルイ…



けれど私は目を閉じたまはま
解放された両腕も投げ出したまま何もしなかった


これが…唯一解放される近道だから


ガマンするしかないのだ…。


目を閉じて……じっとこらえる。



それでも私の体は、もう一度反射的に
ビクリとのけ反った。





私の下半身に…


下着の中に


生あたたかい手がズルリと入ってきた。


『…っっ!?』

必然的に、まだ…体に力が入った。

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