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Best name ~ 追憶 ~

第5章 あの人に…お似合いの女の子

『アイル~♪…今日はたっぷり
可愛がってやるからな♪(笑)』


寝室のライトを消すなり
彼は私にじゃれてきます…



『ぅ・・・そぅいうの・・・ヤダってば』



『無茶言うな?
アイルが可愛いからだ
仕方ないだろ♪あきらめろ(笑)』





『可愛く・・・ないもん、私…ちっとも』





ホントに可愛くない・・・



頑張ろうとしても…努力しても
空回りばかりしては

可愛くないことばかり言って


そんな私は
リョウキを好きになればなるほど


余計に自信がなくなっていた
自信なんか…どうしても持てなかったの





『アイルは可愛いぜ?♪

化粧しても…しなくても
背が高くても低くても

大人っぽい服来ても…
ギャルっぽい服着てもな?』




『・・・っ』




『清楚な下着でも・・・

エロイ下着でもな・・・(笑)』





『ぅ・・・あ、あれは…』






『いやぁ~♪アイルもあんな
エロイ下着なんか選ぶんだな?(笑)』





『そ、そんなんじゃ…っ、あれは…別に』





『マナさんが選んだ?

だろーな(笑)んな事だろうと思ったぜ?』







気付いてたんだ・・・全部わかってて

リョウキは・・・





『あの可愛いのもイイけどな♪

今度からはもっとドエロイやつ?

着けてみようぜアイル(笑)

オレ選んでやるから♪』






『っっぜっっったいにっ、イヤっ…(汗)』






『(笑)…だから

〃そのまんま〃でいいって言ったろ?』





『・・・』










私は・・・マナさんが

この日どうして

わざわざソウタさんやリョウキを

驚かせるような

あそこまで破天荒?な手段で

私をいじったのか

その理由が…




本当の理由が


少し…やっと


わかった気がした

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