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Best name ~ 追憶 ~

第6章 家族に・・・紹介します

『~……』


家を出る寸前

珍しく(?)頻りに鏡を見ては
前髪なんか気にして

直してたりするアイルが
なんか可愛くて



オレは一人、ノンキなモンだった






『髪ヘンじゃない?ねぇリョウキ…』



『クス・・・カワイイから大丈夫♪』




イマイチ…力の抜けないアイルの手を引いて

家を出た





車で?・・・あ、いや

そいつは~…

新車の納車待ちだからな(笑)




二人のんびりと

電車に揺られて

オレの実家に向かった






『ぁ、見てみてリョウキ~?

ボートに乗ってるよ~』





『??あ~…あそこ

ウチから近いぞ?後で行くか?』





『ほんとっ?♪』








なんか・・・はしゃいでるし ;💧






単純つぅか・・・よくわからんヤツめ




ま…ガチゴチになってられるより、いっか…








『リョウキのお母さん……ふふっ

どんな人~~?』




『・・・べつに…~

フツーのオバサンだと思うけど ;💧』





『え~?・・・ふふっ…お父さんは~?』








『…つぅか、今から会うんだろーが…;💧』







『え?…あはっ……そうだね♪ふふふっ』







なんか今度は楽しそうだしよ…;💧


ま・・・いっか?










かと思えば…





『りょおき・・・ここ?…

ご実家って・・・ここ・・・

〃ここ〃・・・ご実家?!』







・・・また、なんか

固まってるしよ・・・(笑)




なんか知らんが

オレの実家の前で

ポカ~~ンと立ち尽くすアイル





『??なんか今日は

忙しいヤツだなアイル~~;💧』




『ゎ・・・私・・・私・・・~』








『あ~、うるせぇな(笑)

顔出して、とっとと帰るぞっ…

~ホラっ・・・入れっ(笑)』






『あっ・・・あわゎゎゎわ……っ』

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