Best name ~ 追憶 ~
第6章 家族に・・・紹介します
『ぇと… 〃葛城 愛留〃 さん …
今、一緒に住んでるんだ・・・』
ゴクっ…
なんかオレ・・・この瞬間
メチャクチャ緊張したのを
今でも覚えてる
立場を考えたら
アイルの方がずっと…色々と
そういうのあるハズなのにな?
『葛城・・・愛留です
はじめまして・・・』
最近やっと少し?慣れてきた
まだ、あまり慣れていない?
〃新しい名前〃を…アイルが名乗る
・・・と
『~・・・??』
さりげに少し…〃あれ?〃・・・と
首をかしげたのは兄貴のケイゴ
そりゃそうか(笑)
その辺は後で説明することとして
『リョーキついに
ムダに広い〃独り〃暮らしやめたんだな♪』
『・・・るせぇ』
『ん~妹チャン♪ついにリョウキに
〃拝み倒されて〃連れ込まれたの~?
ニイニィに相談してくれたら
すぐ助けに行ったのに~(笑)』
『ケイゴさん…何言うんですか;💧
そんなことは…まったくもって…』
相変わらずのクソ兄貴っぷりの
ケイゴをよそに…
『~?て言うかさ…あなた
慶悟に会ったことあったの?』
母親がアイルに問う
その意味…気持ちは、もちろんわかる
『…?…はい、以前に・・・何度か』
『・・・。良希・・・これは奇跡ね』
お茶すすりながら
呟いた母親…
『・・・だろ?』
・・・。
『『ハァ~~・・・』』
『ちょっと何二人して溜め息ついてるの?
失礼な母親に弟だなぁ~~♪(笑)』
このアニキの襲撃をくらって
去らなかったのは
アイルだけだ・・・(笑)
ま・・・て言うか
オレがちゃんと家族に紹介した女性(ひと)も
アイルだけだけどな・・・