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Best name ~ 追憶 ~

第6章 家族に・・・紹介します

『え~?そんな・・・じゃぁ

高校生?…くらいから、まさか一人で?!』




『い…いえ、その…
母の・・・知り合いの人の所に

下宿……と言いますか、住まわせてもらって
そのまま働かせてもらっていたんです』






『ぇ・・・じゃぁ妹チャン

18から働いてたの?』






『はい・・・一応』






『ぁ・・・その下宿先の人が
動物病院やってるから

アイルは元々その道に進みたかったから
一番良い就職先だったんだよ

な?アイル…』






『・・・。うん』










『へぇ~~…大したものね?!

今時、18歳から働いてたなんて

中々いないわよ~偉いわね?』






『ぃぇ・・・そんな

大層なものじゃ…ないんです…私は』






『ううん、すごいことよ?
あなたが思うよりずっと凄いことと思うわよ

偉いわぁ~…
ご両親がしっかりなさってたのね、きっと

~みてみなさいよ、ウチの息子二人を
親のスネかじりも良いとこよ見事な(笑) 』







『うわ、出た~~…母さんの息子アンチ♪』

『・・・まったくだ』






『あったり前でしょ~?!
親のスネかじって大学まで出て

30過ぎた長男は
いつまでもフラフラしてるしさ~』





『ひっど?!~母さん~~

出世頭の長男に、そりゃないよ~(笑)』






『フン……〃医者〃なんて言えば
聞こえはイイけどネ~

〃肩書き〃だけじゃ人間
ダメよ、ダ・メ♪』





『ま、ソレもそーだな』





『おい、リョーキ!;💧』









『ふふっ・・・』




アイルが少し微笑む






『ぁ・・・すみません

いえ、私から見たら…お二人とも

兄弟揃って、とても優秀で

とっても親孝行な息子さんに…見えるから』








『・・・』

『・・・』

『・・・』

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