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Best name ~ 追憶 ~

第6章 家族に・・・紹介します

『・・・』



帰りの電車


アイルはすっかりクタクタか…




と思いきや






『ふふ・・・』




窓の外観てニコリと笑ってた







『アイル寝ててもいいぞ、疲れただろ…』






『ん?…どうして??』






『ゃ……なんつぅか、それは

あんな家族だからさ』






『緊張は……してたけどね

楽しみにしてたから・・・』







『え……』







『ふふ・・・嬉しかった

ありがとうリョウキ』








『・・・』






だからさ・・・反則


その笑顔・・・










『どんなお父さんお母さんかなぁ…

って、想像しながら…楽しみで

昨日は眠れなかった♪』








『あ…そう(汗)💧』





照れくさいのやら何やら

相変わらずストレートなアイルの言葉に

オレは時に言葉を返せない(笑)





それでいて・・・果たして?

アイルにとって実際
どんな親に映ったんだろうな?

とは、勿論聞けなかったが・・・








『ぁ…お兄さんは知ってたけどね
ご両親は初めてお会いしたから

お父さんは…とっても温厚な方ね
慶悟さんと良く似てるのかなぁなんて…』






『は?・・・なんで

温厚=慶悟なんだよ?!』





オレは・・・・・・???(笑)

とか、どうでも良いか?




『え~?(笑)・・・だって
なんとなく…そうじゃない?』





『〃だって〃なんで?…

どう〃なんとなく〃なんだ?!アイル!?』






『んふふっ・・・ほら(笑)

慶悟さんは…あまり、そう
ムキにならないっていうか

ウン…眉間にシワも寄せないし』






ニコニコ・・・素で

天然で

人の心をグサグサと突き刺すな

この女ぁ~~・・・!!!







『ふふ・・・あ、でも顔は
兄弟ともお父さんにソックリ♪

って思ったんだけど
良く見ると…パーツとか

印象づける所は
お母さんにソックリだなぁって思った』






得意の生物学・・・

人間観察力を披露するアイル(笑)

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