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Best name ~ 追憶 ~

第7章 ホントのキモチ・・・

自然と・・・そんな話をして

養父(ちち)であるソウタさんと
姉のようなマナさんに

報告している私がいた






『まぁ…なんにせよだ
〃そういう日〃は近いってこったな?

あ~…なんだ、お前らの段取り次第だけどな
動きがあるなら教えろアイル?

そういう時になれば、一度
俺からもリョウキのご両親に
〃挨拶〃はしねぇとなんねぇ…』






私は…要するに

ソウタさんにそういう事が言いたかっただけ?

かも知れないけれど(笑)






『ぁ・・・はい

その時は…宜しくお願いします』




私は…食べかけのおにぎりを置いて
ソウタさんに一礼した




『バカヤロおめぇ…アイル~…

いちいち畏まらんでいい

ったくバカヤロ…チクショ…ブツブツ』






・・・(笑)





それは形式的なものも
義務的なものも…あるかも知れません




だけど、私がつい
家族同然・・・ううん

大切な家族である
ソウタさんとマナさんに

そんな話をしてしまうのは
それは



私がそんな話をすれば
二人はいつだって


自分の事のように喜んでくれたから



この時もそう



だから…私は
自然と二人に嬉しい報告を
してしまっていたんです




嬉しい・・・



うん



何より誰より
私自身が


そんな変化を
幸せに思っていたから

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