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Best name ~ 追憶 ~

第7章 ホントのキモチ・・・

『フフフン♪アイル~…
そんな気に入られちゃってさ?

一緒に住んでほしい~~!とかって
言われたらどうするの??(笑)』



マナさんが冗談混じりに
クスクス笑いながら聞いてきた





『?・・・さぁ…
と言うか・・・リョウキは

ご実家は…お兄さんがいるし
それにご両親自体が

息子夫婦と住んだりするつもり
ないみたいなんです

お家も…改築とかして
既に二世帯住宅みたいな大きな家で

お兄さんが…いつお嫁さんもらっても
よいようにって…』







『ぇええ?!・・・あのさ

てか、そうだリョウキ
お兄ちゃんいるんだっけ…医者の?!

てかさ…リョウキってぶっちゃけ
結構なボンボンとか???』




名インタビュアーのマナさんに
どんどん話が広がっていた




『ぼんぼん…って(苦笑)マナさん
~そゆ訳じゃないと思いますけど

お父さんお母さんが…努力なさって
リョウキやお兄さんに

子ども達に不自由させないように
惜しみ無く投資して

それでお兄さんやリョウキが
立派に・・・成長した

そういう事だと…私は思います』





一般的に見る

至って普通のお父さんとお母さん

私にも…そんな風に見えるから




『フフフン・・・でも、確かにすごいね

息子の将来ちゃんと見据えて
家まで建てかえたりとかさ

しっかりしたご両親なんだね♪きっと
自分達は世代的にも苦労とかしたのかな?』





『え…?…さぁ

でもマナさん、どうして?』





『ん~…ゃ、あたしのお母さんも
兄貴が結婚する前に言ってたし?

別に憎い訳じゃなくて
兄嫁と…程よい距離もってる方がいいって

必要な時は助けあって
お互い干渉しないのがいいって

だからうちの実家も
兄貴夫婦と親は同居してないよ♪

その最先端を行ってるね
準備がよくて♪
リョウキのご両親は(笑)

現代風のお母さんってかんじ?』





『はぁ…なるほど』


マナさんの言葉に
思わず手をポンと叩いてしまった





『~自分たちが苦労したから
次世代には苦労かけないように、って?

良いお母さんで良かったねアイル~…♪
何よりあんたを可愛がってくれてるみたいだし

ふふっ・・・安心だね♪ソウタさん?(笑)』







『・・・』





『・・・ぇ』

〃ソウタさん?〃

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