Best name ~ 追憶 ~
第7章 ホントのキモチ・・・
場の雰囲気に対し
少し神妙な面持ちをするソウタさんに
私は…おそらくマナさんも
少し・・・ドキッとする
〃何を…言うのかなソウタさん〃
カサ・・・
『・・・??』
ソウタさんは…マナさんの平らげた
おにぎりの包み紙に手をのばす
『俺ぁ・・・元より
〃そんな心配〃は
しちゃいねぇぞォ・・・』
『ぇ・・・』
『???』
私とマナさんは
理解が追い付かず黙ってしまう
カサ・・・ガサ…
ソウタさんが…ポツンと見つめて
右手…左手
順番に拾ってなんとなくかざすのは
〃鮭〃・・・〃いくら〃・・・
『???』
おにぎりのパッケージ・・・
『「〃子〃は〃親〃を映す鏡」・・・
昔っから…よく、そう言ったモンだぁな』
『へ?・・・そぉたさん??(笑)』
シャケとイクラの包みを
交互に見ながら呟くソウタさんに
マナさんは…少々
笑いをこらえてて
『・・・』
だけど私は…そんなソウタさんの
その表情に・・・
なんとなく耳を傾けた
『その子の姿を…子どもの有り様を見れば
その親の姿は自ずと浮かんでくる
育った子を見れば
育てた人間の、その人柄が自然に見える
マナミを見ればマナミの両親の…
アイルを見ればその両親…そして
育ててくれた…じぃさんの
その〃人となり〃が見えてくる』
『・・・ぁ』
『ソウタ・・・さん』
『良希を見てりゃ…良希の親の事は
自然と見えてくるって事だ・・・』
それは・・・私の養父(ちち)である
ソウタさんの
一見わかりにくくあり
なんとも…男気のある
私の彼氏・・・リョウキの事を
同じ男性としても
そして・・・〃父〃として
自らも、よく知る…その人物
そして・・・その人柄を
〃「確かに認めている」〃
〃「間違いない…だから大丈夫だ」〃
と言う…深くて、重い
一言だったのです
『リョウキを見てりゃ
その親の心配なんか…ねぇだろぉよ』
少し神妙な面持ちをするソウタさんに
私は…おそらくマナさんも
少し・・・ドキッとする
〃何を…言うのかなソウタさん〃
カサ・・・
『・・・??』
ソウタさんは…マナさんの平らげた
おにぎりの包み紙に手をのばす
『俺ぁ・・・元より
〃そんな心配〃は
しちゃいねぇぞォ・・・』
『ぇ・・・』
『???』
私とマナさんは
理解が追い付かず黙ってしまう
カサ・・・ガサ…
ソウタさんが…ポツンと見つめて
右手…左手
順番に拾ってなんとなくかざすのは
〃鮭〃・・・〃いくら〃・・・
『???』
おにぎりのパッケージ・・・
『「〃子〃は〃親〃を映す鏡」・・・
昔っから…よく、そう言ったモンだぁな』
『へ?・・・そぉたさん??(笑)』
シャケとイクラの包みを
交互に見ながら呟くソウタさんに
マナさんは…少々
笑いをこらえてて
『・・・』
だけど私は…そんなソウタさんの
その表情に・・・
なんとなく耳を傾けた
『その子の姿を…子どもの有り様を見れば
その親の姿は自ずと浮かんでくる
育った子を見れば
育てた人間の、その人柄が自然に見える
マナミを見ればマナミの両親の…
アイルを見ればその両親…そして
育ててくれた…じぃさんの
その〃人となり〃が見えてくる』
『・・・ぁ』
『ソウタ・・・さん』
『良希を見てりゃ…良希の親の事は
自然と見えてくるって事だ・・・』
それは・・・私の養父(ちち)である
ソウタさんの
一見わかりにくくあり
なんとも…男気のある
私の彼氏・・・リョウキの事を
同じ男性としても
そして・・・〃父〃として
自らも、よく知る…その人物
そして・・・その人柄を
〃「確かに認めている」〃
〃「間違いない…だから大丈夫だ」〃
と言う…深くて、重い
一言だったのです
『リョウキを見てりゃ
その親の心配なんか…ねぇだろぉよ』