Best name ~ 追憶 ~
第8章 過去・・・未来・・・そして今
今日は久々のリョウキの試合の日
彼は既に選手ではないけど
仕事柄…何よりはその能力を買われて
現役の選手顔負けで
練習試合の相手をしたり
企業でトレーナーやコーチをしながら
コートに立って活躍している
そんな彼の姿は…また特別な
私の大好きな・・・姿
『ねぇねぇ…?』
ハッ・・・
試合が公開される時は
こうして足を運ぶけれど
ただぼんやりと
彼にみとれている訳にもいかないのです
サークルで友人と
バレーボールの試合を楽しんでいた
あの頃のようにはいかない
彼は…あくまで仕事だし
試合と言っても企業の選手の
練習をサポートをする事がメイン
私は…もちろん、仕事中の彼に
不要に接触もしなければ
そのまま先に帰るのが基本的な
パターンです
だけど・・・ただヒソヒソお忍びとか
そういう訳にも…いかない
中には私の事を覚えてくれている
彼の先輩や同僚の人達
いわゆる…関係者と言う方が
沢山いるから
ぼんやりと彼を眺めて
ぼんやりと自分の世界にいる
そんな訳にもいかないのです
『ねぇねぇ…?~~ねぇ?』
『ぁ・・・』
こんな風に
時には関係者に?
呼び止められることも
当然・・・ある訳です
『は…ははは・・・はいっ??』
言ってるそばから…ぼんやりとしていて
私は慌てて振り向いた
どうしよう・・・リョウキの
先輩社員さんだったら
と言うか…ほとんど
その確率のが高い
『・・・?』
ついでに・・・もっと、どうしよう
私は少し硬直しました
〃し…知らない・・・先輩?〃
対面した人は、よく見かけたり
何度も会ったことのある
顔馴染みの先輩の…どなたでもなかった
〃どうしよう・・・
誰ですか?なんて・・・言えない〃
と言うか・・・
『〃片瀬〃・・・?』
え・・・?
『片瀬じゃ・・・ない?』
『・・・』
私の・・・前の
更に、もうひとつ前の名前
私の・・・生まれの名前を呼ぶ人は
まず間違えなく
リョウキの関係者では・・・ない
彼は既に選手ではないけど
仕事柄…何よりはその能力を買われて
現役の選手顔負けで
練習試合の相手をしたり
企業でトレーナーやコーチをしながら
コートに立って活躍している
そんな彼の姿は…また特別な
私の大好きな・・・姿
『ねぇねぇ…?』
ハッ・・・
試合が公開される時は
こうして足を運ぶけれど
ただぼんやりと
彼にみとれている訳にもいかないのです
サークルで友人と
バレーボールの試合を楽しんでいた
あの頃のようにはいかない
彼は…あくまで仕事だし
試合と言っても企業の選手の
練習をサポートをする事がメイン
私は…もちろん、仕事中の彼に
不要に接触もしなければ
そのまま先に帰るのが基本的な
パターンです
だけど・・・ただヒソヒソお忍びとか
そういう訳にも…いかない
中には私の事を覚えてくれている
彼の先輩や同僚の人達
いわゆる…関係者と言う方が
沢山いるから
ぼんやりと彼を眺めて
ぼんやりと自分の世界にいる
そんな訳にもいかないのです
『ねぇねぇ…?~~ねぇ?』
『ぁ・・・』
こんな風に
時には関係者に?
呼び止められることも
当然・・・ある訳です
『は…ははは・・・はいっ??』
言ってるそばから…ぼんやりとしていて
私は慌てて振り向いた
どうしよう・・・リョウキの
先輩社員さんだったら
と言うか…ほとんど
その確率のが高い
『・・・?』
ついでに・・・もっと、どうしよう
私は少し硬直しました
〃し…知らない・・・先輩?〃
対面した人は、よく見かけたり
何度も会ったことのある
顔馴染みの先輩の…どなたでもなかった
〃どうしよう・・・
誰ですか?なんて・・・言えない〃
と言うか・・・
『〃片瀬〃・・・?』
え・・・?
『片瀬じゃ・・・ない?』
『・・・』
私の・・・前の
更に、もうひとつ前の名前
私の・・・生まれの名前を呼ぶ人は
まず間違えなく
リョウキの関係者では・・・ない