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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

『にしてもスゲー偶然が
あるもんですね!?

どこになんの縁があるか
ホントわからないもんっす

まさかここで片瀬に会うなんて
思いませんでしたよ

~~ははっ!片瀬?
そんな放心するほど驚いた?(笑)』




『・・・。~~あ
たまに目ぇ開けて寝るんだよアイル(笑)

アイル?・・・アイル?
お~~い・・・?』





『は……、あ・・・ごめん』





放心…?

呆然…?




とにもかくにも私は

何を話せば良いのかもわからず

横目でリョウキを…

向かいに千葉くんを

チラチラと眺めてぼんやりとしていた




・・・リョウキの言うところの

目を開けて寝る・・・状態?




『アイル?・・・起きろ?
せっかく、会ったんだろ?』



リョウキが笑いながら私の肩を叩く




『変わってないね片瀬♪』



『ふふっ…やっぱコイツ
昔からこうだった?』





『最強って言われてましたよ(笑)
ガチでも最強!ボケでも最強!って

てか俺、片瀬のせいでスッゲー
モテなくなったんすからね?!』






『(笑)って言うと?』





『体育でサッカーの時に
片瀬に顔面シュートくらわして

いや、何でそこにいる?!
てか、フツー避けるだろ?!
みたいな?(笑)

でも女子は総出で俺に
大ブーイングだし?
あれは参りましたよマジで~(笑)』





『・・・目に浮かぶな(苦笑)

避けないんじゃなくて
〃避けれない〃んだよな?アイルは(笑)

通常の500倍スローくらいじゃないと
もれなく正面衝突、顔面レシーブ?(笑)』





『ぷっ…変わってないんすねーやっぱ(笑)』






会話に入れない私を置いて
二人はなにやら盛り上がっている…?





『千葉くん・・・ひどい
そんな話ばっかり

大体・・・サッカー部のくせに
こ…コントロールが…足りないからそんな』







『ぷ…アイルがコントロールを語るか?(笑)』




『~リョウキまで・・・ひどい…っ』






『ぷっ…はははっ!

片瀬♪やっと喋ったな・・・』








あ・・・



気を・・・遣わせたのかな

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