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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

『『ぷっ・・・!』』



リョウキと千葉くんが
同時に吹き出した





『し・・・信じらんないっ・・・(汗)!』




ガタっ…


思わず椅子を倒しそうに
席を立ち上がってしまった





『あ、ヤッベ~~!(笑)
コレ本人にカミングアウトするなんて
さすがに思わなかったぜ~~!』






『そ、そ、そ、卒業取り消しよっ

そんなのっ・・・!!』





『わ!デタ~~(笑)クソマジメの片瀬!

あ、ヤマダって覚えてる?
アイツが隣の時はさぁ~…全然イケてねぇの!

アイツさぁ
ガリ勉!マザコン!のボンボンのくせして?

そのわりに勉強できなくてさぁ
アイツの答え見てやったテストはボロカス?(笑)

テスト終わった後にさ
「僕の答案見ただろぉぅ~?!
ママに言ってやるからなぁ~~!」

とかってさ、泣きながら追っかけてきて
マジギレしてくんの(笑)
いや~アイツは使えねぇし面倒くせぇし
厄介だったな~(笑)

その点、片瀬は…バレねぇし
点数もらえるし最強だったぜ♪』





『千葉くん・・・最低ぇ・・・』






『~ついでに宿題コッソリ写しても
バレなかったのも片瀬だけだしな?
お前はホントいいやつだった(笑)』







『もっとサイテーー・・・っ!!!』







『ハハハハハっ!!
白状したんだから怒るなよ!(笑)
テストの後にパン奢ってやってただろ?』






『え?・・・ぁ、あぁ、うん。
あれって…そういう意味だったの???』




『~~(笑)』




『早弁…とかして、いつも
女子からお菓子とかもらってたくせに
なんの風の吹き回し?って思ってた・・・』




『~~そゆことだから?(笑)
水に流してくれよ片瀬♪

いや~…これで積年の罪悪感が
やっと晴れたぜ~~』






『し・・・しらないっ(汗)』









『ふふ・・・良かった(笑)
片瀬、変わってないね』







『えっ・・・』







千葉くんの言葉と…笑顔に
ハッとした


どうして良いかわからない私は
千葉くんの、変わらないキャラクターと
その雰囲気に


すっかり普通に話していたから…

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