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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

『おかえりなさい』


『ただいま』



私は夕飯の支度を終えて
帰宅したリョウキを出迎えた


・・・ワクワクしたり

話したい事がたくさんある

そんな気持ちを隠しきれずに





『リョウキ、今日は…~ごめんね?

お仕事中に・・・無理言って

それも突然…』






『ハハハっ・・・まさかの同級生とはな
驚きだったけどな?(笑)

だけど良かったじゃんアイル
あれから沢山話せたのか?』






リョウキは…昼間の私が心配したことなんか
まったく意識も…思ってもいないように

ごく自然に、その出来事に対して
会話をしてくれた






『うん!…それでね、千葉くんが
リョウキに宜しく伝えてって』




『あぁ…~こちらこそ♪』






リョウキは少し照れたように
荷物を下ろすとすぐにお風呂に姿を消した









『同窓会?(笑)』




『うん・・・そ…そうなの
千葉くんが計画してくれるからって

って言っても私の友達と…
個人的にやるだけだけどね・・・

私・・・その』





嬉しくてたまらなかった私は
食事しながらさっそく
リョウキに報告していた




前にリョウキが同窓会に出かけた時があった


私は、自分には永遠に無縁な
そんなイベントは

幻のような
憧れる事のひとつであり

遠い存在に思って
出かけるリョウキを見送っていた覚えがある





『なんかすごい展開だな?(笑)

にしても良かったじゃんアイル』






『うんっ♪…~ぁ?千葉くんからだ

~~?!友達と連絡とれたって

二人とも都合つくって!』




私は食事を中断して
千葉くんからきたメールを
リョウキに見せては報告した

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