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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

県境の大きな川…橋を車で渡る


見える景色は昼間とはまた違って・・・




『キレイだろ?』






『うん・・・』







イルミネーションみたいに
キラキラと輝く橋


隣を通る電車も
アクセサリーみたいにライトアップされる






『電車満員だなアレ
やっぱ車で良かったな♪』




『うん、そうだね
景色もゆっくり見えるし
ユウキくん…本当にありがと』








『片瀬とも…ゆっくり話したかった』





『千葉くん・・・うん、そうだね』





『片瀬・・・ぁ、~じゃねぇんだよな(笑)』





お互いに不慣れな呼び方と
これまでの呼び方とまぜこぜになっていた





『ふふ・・・いいじゃない、自然で?』







『~~・・・ま、お前
結婚したらまた名前変わるしな?

せっかく覚えてもまた別の名前
覚えなきゃなんねぇならな(笑)

とりあえずはいいか♪』





『・・・う・・・うん』







『片瀬・・・一々照れすぎ(笑)』







『だ・・・だって』






『・・・♪』







『わ…私の話より千葉くんの話してよ』






なんてことのない話をしながら
帰り道は晴れやかな気持ちでいた

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