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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

『てか片瀬さ、なんで
ずっと後ろにいんの?(笑)』



『え・・・』



何の気なしに後部座席に乗っている私を
バックミラー越しにユウキくんが少し笑った




『ニョキっと顔出してさ
なんかビビるじゃん?(笑)』




座席シートの間から顔を出す私を
ちょっと笑ってるらしかった




『ご・・・ごめん』





『コンビニ寄るけど
~助手席(となり)来れば?』





『ぇ・・・と、…うん』






『それとも彼氏以外の
助手席(となり)には座らない主義とか?(笑)』






『ううん・・・べつに
彼が運転してても私…大体うしろにいるの』






『ふふっ・・・そっか』






『ユウキくん?コンビニ…
飲み物?何か食べる?』






『あ~…喉乾いた
お前らのエンドレストークには参った(笑)』






『ふふふっ・・・ありがと
もう近くだから私ここで降りるよ

運転疲れたでしょ?
私が買ってくるから休んでて
何飲みたい??』





『いや…いいよ別に』





『それくらいさせてよユウキくん

本当に・・・ありがと

感謝してるよ』





『片瀬・・・?』






『この間…千葉くんに会ったから

千葉くんのおかげで
ミナミたちに…また会えた

これからも友達でいられる
みんな・・・千葉くんとも

私…夢みたいで
本当に・・・感謝してるの』







『・・・~~やめろよ改まって

進歩ねぇやつだなお前…っ』







『だって・・・』







『これから…またみんなで集まったり
それは、当たり前のことになるよ片瀬
また…飲みにでも行こうぜ♪』





『うんっ・・・絶対!

~じゃ、待ってて!』




『あ、おい…片瀬!』






ユウキくんの言葉が嬉しかった



私は車を降りてコンビニに走った

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