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『ま…そういう事だから・・・

千葉ちゃんには
あたしから…もう一度連絡して

なんとなく・・・伝えようか？
説教しとくよ…』





親友の言葉に…「うん」と答えそうになる

だけど…私もいつまでもそれじゃ

甘えてるだけじゃきっとダメだよね







『ありがとうアリサ・・・

ううん、私がするよ』





『アイル・・・でも』





『気まずいのは…仕方ないもん
だからこそ・・・私から連絡する

大丈夫・・・

どうあれ、アリサとミナミにまた会えたのは
千葉くんのおかげだし感謝してるの

私のためにアリサ達も千葉くんと
気まずくなったりしたらイヤだし

せっかく…みんなまた会えたから
私・・・大事にしたいの』





『アイル・・・うん♪』





『また・・・みんなで会えるかなぁ』





『当たり前でしょっ♪』







ほんの少しのすれ違いや

幼さ・・・若い過ちで

友達や…大切なものを失うのは

もうイヤだった




相手の気持ちを考えて

理解しようと…受け入れようとする努力

私も…またそうして成長していきたい





ただ相手を避けてしまったり

いたずらに恐れるだけじゃ

向き合えない事が増えるばかりじゃ

人と人との出逢いも…人生も

あまりに悲しすぎるから








私は・・・千葉くんに連絡をした








あの日から

〃もう…会うことはないのかな〃

なんて…心のどこかで思っていた




結果がどうなっても

努力することは必要だと私は思う




一方的に背を向けて

すれ違ったままお別れなんて悲しい




私は…出逢えた人たちに

後悔を残したくない




おじいちゃんとお別れした時から

ずっとそう思って来たから





そして・・・なにより今は




大切な人たちを


それも・・・せっかく再び繋がれた人





もう…友達を


なくしたくなかったから