Best name ~ 追憶 ~
第8章 過去・・・未来・・・そして今
電話には…出てくれなかった
もちろん、折り返しもない
〃「この間のことなら気にしてないよ
だから千葉くんも気にしないで」〃
私は千葉くんにメールを入れた
~~~~~♪
『・・・?!』
ドキッとした
千葉くんから・・・着信
『もしもし・・・』
『・・・』
『ち・・・千葉くん?』
『聞こえてるよ・・・~なんだよ?』
『ぇ・・・』
『電話・・・しただろうが』
沈んでるというか…低いトーンの声で
どこか素っ気なく話す千葉くん
話そうと思って電話したのは私…
だけど…いざ話そうとすると
中々言葉が出なかった
素っ気なさげな千葉くん・・・
だけど…それは
『うん・・・あのね千葉くん』
『・・・・・・ごめん』
気まずくてたまらない
そう思っていたであろう千葉くんの
動揺を隠していた声
そして・・・第一声
『謝って…済むことじゃないけど
ごめん・・・片瀬』
『千葉くん・・・』
『なんで…俺、あんなことしたのか
自分でも・・・俺
俺…どうかしてた
とかって…言い訳しか出てこなくて
片瀬になんも…言えなかった
本当に・・・ごめん
許してくれなんて言わない
本当に…悪かった』
『千葉くん・・・ううん、いいの
私・・・もう気にしてないから』
『・・・』
わかってたから
私も…私なりに千葉くんの人柄を知っていた
そして、やっぱりそれは変わらぬ人柄だった
千葉くんは…なにも私を
傷つけようとしたのではない
かつて…私を
本当に傷つけようと…本当に傷つけた人とは
全然…まったくちがう
それが、わかっていたから…
悪意を持って…相手を欺き
心を傷つけるようなこと…
私を傷つけるようなことをしたのでも
本気で乱暴しようとしたわけではない
少なくとも私には…わかっていたから
だから・・・ちゃんと向き合いたい
もちろん、折り返しもない
〃「この間のことなら気にしてないよ
だから千葉くんも気にしないで」〃
私は千葉くんにメールを入れた
~~~~~♪
『・・・?!』
ドキッとした
千葉くんから・・・着信
『もしもし・・・』
『・・・』
『ち・・・千葉くん?』
『聞こえてるよ・・・~なんだよ?』
『ぇ・・・』
『電話・・・しただろうが』
沈んでるというか…低いトーンの声で
どこか素っ気なく話す千葉くん
話そうと思って電話したのは私…
だけど…いざ話そうとすると
中々言葉が出なかった
素っ気なさげな千葉くん・・・
だけど…それは
『うん・・・あのね千葉くん』
『・・・・・・ごめん』
気まずくてたまらない
そう思っていたであろう千葉くんの
動揺を隠していた声
そして・・・第一声
『謝って…済むことじゃないけど
ごめん・・・片瀬』
『千葉くん・・・』
『なんで…俺、あんなことしたのか
自分でも・・・俺
俺…どうかしてた
とかって…言い訳しか出てこなくて
片瀬になんも…言えなかった
本当に・・・ごめん
許してくれなんて言わない
本当に…悪かった』
『千葉くん・・・ううん、いいの
私・・・もう気にしてないから』
『・・・』
わかってたから
私も…私なりに千葉くんの人柄を知っていた
そして、やっぱりそれは変わらぬ人柄だった
千葉くんは…なにも私を
傷つけようとしたのではない
かつて…私を
本当に傷つけようと…本当に傷つけた人とは
全然…まったくちがう
それが、わかっていたから…
悪意を持って…相手を欺き
心を傷つけるようなこと…
私を傷つけるようなことをしたのでも
本気で乱暴しようとしたわけではない
少なくとも私には…わかっていたから
だから・・・ちゃんと向き合いたい