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Best name ~ 追憶 ~

第9章 本当の姿・・・

『ふ~~♪リョウキの

〃ひとりカンチガイ劇場〃(笑)

のお陰で♪冷や汗全開!喉もカラカラ

腹もペコペコだよボク~~♪』





『は!?……~~ぁ、あのなぁ!

飛び込んで来て、あんなモンみたら
オレじゃなくたって何ごとかと…っ

母さんは…仁王立ちしてるしよ
む…無理もねぇだろぉが!

自分の親ながら
どこの〃鬼ババア〃かと思ったぜ

チクショ・・・』






『あっははははっ!
リョウキの〃勘当劇場〃(笑)

「こんな家族!こっちから
捨ててやるぞ!ゴルァァァア!!」(笑)

今世紀最大の傑作だったなぁ~~♪』





『ケイゴてめぇ~~…マジでブッ殺す』






『ウホン…ぉ…お母さんは……ね

昔からどうも…ウホン…動揺すると

腕組みして思い詰めるクセがあってだな…』






良『マジ・・・?!』

〃紛らわしいっつーの!!〃



慶『さすがにそれはわかんなかった
さすが夫婦だね(笑)』

〃ホントはボクもビビってたからね♪〃





『ウホン…ゴホン』








『ふふ・・・~~男共はうるさいこと♪

さてとアイルちゃん?お腹すいてないかな??

ごはん食べに行こう♪?ね?』




『っ…く…う…っ…』





母さんにしがみついて
中々顔をあげないアイルは

興奮状態なのか恥ずかしいのか
隠れるように顔を埋めている






『アイルちゃん♪~~ほぉら(笑)』


『~~っ』




母さんがアイルの顔をそっとあげさせて
少しずつ、ゆっくり…オレたちの方を向かせた



アイルは…ようやく前を向いて
少し・・・かなり
恥ずかしそうに顔をあげる






『ふふっ♪妹チャン

よぉ~~しよし♪

ボクのカワイイ妹チャン♪』





ケイゴが…それはそれは満面の

ムダに爽やかなクソムカつく笑顔で

母親と交代して

アイルを迎え入れるように

ぎゅ~~っと・・・ハグした




『け・・・けぃごさん』



『ふふっ・・・〃ニィニィ〃でしょ?(笑)

妹チャン♪ニィニィでしょ~~♪』





『ぉ・・・〃おにいさん〃』





『キューーン♪妹チャンっ♪

もっかい言って♪もっかい~~』







あぁ・・・ブン殴りてぇ





けど






今日だけは…ガマンしてやるか(笑)

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