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Best name ~ 追憶 ~

第9章 本当の姿・・・

「へい、いらっしゃ~~い!!!」




『こんにちわ~』

『ちゎーっす♪』





「お♪滝川さん今日はお早いねぇ?!

いいの入ってますよ♪~~どうぞどうぞ」





いつ見ても…まっったく変わらない

店主のオッチャン(笑)が

白い歯を出してニカっと笑う







『大将・・・え~、それじゃあね

〃とっておき〃のをお願いできますか』






最後に入ってきた父さんが

ボソッと…大将に言うのが

ほぼ一緒に店に着いたオレにだけ聞こえた







「へい♪承知!!!・・・~?」








『今日は……〃特別な日〃なもんですから』








『・・・』

〃父さん・・・〃











で・・・・・・






オレらの席に





でーーーーーーーーん



・・・と




姿を現したのは





・・・・・・・〃船盛〃








(笑)






『母さんナニコレ?(笑)見たことないぜ』


『ん~?お父さんからじゃないかしら(笑)』


『父さんてさ…わりとわかりやすいのな(笑)』


『・・・』




アゴ外れそうになって失笑する兄貴に

苦笑いの母親

目をぱちくりぱちくり繰り返してるアイル





『ぃ・・・いいだろう、たまには

なんだよ、もう・・・みんなして

と…父さんだってな・・・ブツブツ

いいから、みんな

はやく・・・食べなさい・・・ウホン…ウホン』






親のそんな姿を見る日が来るとは
オレは思いもしなかったぜ(笑)


家族が増えるって
それだけ特別なことなんだろうな

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