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Best name ~ 追憶 ~

第9章 本当の姿・・・


『ふふ・・・~ま!アイルが

ど~~しても夜景の見えるレストランが

良いって言うなら?(笑)

とりあえず〃コレ〃は…〃没収〃か?(笑)

そーだよな?そーだよなぁ~~・・・

女の子はやっぱなぁ~~♪(笑)』







リョウキはニヤニヤと・・・そして


ヒラヒラと・・・婚姻届を、それから


指輪を私の前から天高く舞い上げて


取り上げる素振りをして


完全に私をからかった顔をしていました






『~~・・・』






だけど私は・・・




そんなリョウキのイタズラな仕草に





私は・・・もう



レシーブも…アタックも




返せる余裕なんか…ありませんでした








『フフン・・・アイル~♪

ホレホレ(笑)・・・~~って?!おい!』









『っ・・・!』







どんっ・・・








状況を…やっと理解した私は

言葉が出てこなくて


両手に指輪と婚姻届…バンザイした状態の

無防備なリョウキの腰に


飛び込んで抱きついていました










『りょぉきぃ・・・っ』









嬉しくて・・・たまらなかったから













『うっ…っ・・・っぅ』










『結婚しよう・・・アイル』










『・・・っ・・・~~っ』










『オレと・・・結婚して』


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