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Best name ~ 追憶 ~

第1章 私の記憶

祖父の育ててくれた環境で
のびのびと育った私は、友達も沢山できて
いつも笑って過ごしていた。


やがて思春期を向かえていく私は


人生で初めて……



大きな悲しみをむかえる。








最愛の祖父の死……。






初めて目の当たりにする〃人の死〃





あまりに突然で



あまりにあっけない……



〃生命の最期〃















ひとりぼっちではなかったのかもしれない。

だけど私は
この時初めて〃孤独〃を味わった。

そんな気がする。


やさしいおじいちゃんは、もういない。


私と両親の間に立ってくれるおじいちゃんは
……いないんだ。





私も……大人にならないと。




ちゃんと……しよう。





おじいちゃんに、恥ずかしくないように。





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