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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望

本を読んでいたミカが
私が囲まれてる所に寄ってきて……




バサリ…。







上半身を脱いで
惜しげもなく

バーーンと体を見せつけた。




そのまま輪の中に入り
さりげに私のめくれ上がった服を戻して

服の上から、小さい女の子らしい手で
ふにふにっと
私の胸を揉んだ。



『フフン~…ギリ…ミカの勝ちカナ~♪
ん~、でもアンタ色白だね♪
そこはアンタの勝ちかもっ』



そう言って、女の子たちに自分の胸を見せつけて
得意気に笑うミカ…。







「マジだ~デカイねミカ~」

「まる~い!触らせて~」




女の子達の注意は再び私からそれた。







『…… … 』



少し吐き気のごまかせない私は
スッとその場をはなれた。





『ミカもトイレ~♪』




少し遅れてミカがついてきた。




『・・・』

『…大丈夫?』




洗面所で手を洗いながらミカが声をかけてきた。




やっぱり……この子は…






『んふふ……テキトーにも〃適当に〃さぁ…』






『……』






『ホントの意味で〃かわす〃のも大事だヨ♪』







〃……え?〃








この子は…やっぱり




私を助けてくれていた。





私にはとても真似できない…
思い付かないやり方で。

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