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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望

遊びに来ているワケでなければ
お友だち作りにくる所でもない。


楽しかった、とか
そんなものはもちろん一切ないけど


この、ミカのおかげで
私は無事にそこで過ごせた……そう思っている。



今だから言うけれど…
私はこの時のミカをみて

いつも一緒だった地元の友達を
少し思い出して恋しく思っていたような気がする









離れる時にミカに連絡先を聞かれた。





何もかもメンドウ…
それは変わらない私は……



と言うか、逆らう気のなかった私は
ただ自分の電話番号を言われるまま教えた。



『ハタチになったら誘いいくからねアイ~♪』

『・・・』



まぁ…ないだろう。


そう思って別れたけれど



ミカは本当に連絡をくれた。

時々……いつも、ミカからだけど。



ミカは本当に、その道で頑張っていた。
有言実行。


すごいなぁ、と素直に思った。



私は私で〃色々〃な時だったし
仕事の件は、もちろん断った。



だけどミカは
それでも私に時々連絡をくれた。

何度か会ったけれど
無理に仕事に誘ったりはしない

遊んだりとか、頻繁に会ったり
などしないけど

未だに交流はなくならない。



少し……恩を感じている

私の友人…。






そのミカが困っているのなら……。






ミカは偶然にも
私の生活する場合から、ほど近いお店で

雇われだけれど、店長をして頑張っていた。






私は手伝いに行った。

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