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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第2章 櫻井翔の事情①

「いらっしゃいませ」

……居た。

俺は何食わぬ顔で冷静を装いながら
レジの前に立つ彼女の前を通過する。

さて……何を買おうか。

変な物を買っては悪趣味だと思われてしまう。

それでなくても服の趣味がダサいだの
センスが悪いだの
評判は決してよろしくないというのに。

一日おきに通い詰めていただけに
飲料水だけではなく
歯ブラシやボディーソープといった
生活用品までが自宅の洗面台に
ところ狭しと並べられているほどだ。

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