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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第16章 二宮和也の事情②

「へっくしょんッ」

いくら暖房が効いているとはいえ
素っ裸じゃ寒い。

毛布は桃子がくるまっていて独占している。

「俺にも毛布……」

桃子は『ほれッ』といった具合に
毛布の端を投げるような素振りを見せた。

指一本触れないという条件のもと
桃子側に向き、身体を横にしている俺の
尻が出てしまうのはやむを得ない。

「これで証明出来た?俺が桃子を本当に
好きってこと」
「まだ」
「いつまでこうしてるの?」
「あと30分くらい」

蛇の生殺し状態。

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