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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第16章 二宮和也の事情②

「桃子の話を聞かせてよ」

こんな精神状態で黙ったまま30分なんて
もつわけがない。

「何を?」
「【リア恋】始めたきっかけは?」
「暇潰し。二宮くんと同じ」
「おッ。気が合うね。で、互いに好きになって
付き合ったというわけか」
「ゲームの中でだけね」

素っ気ないったら。

「『塾長』のこと好き?」
「どうだろ。今となっては……」
「じゃ、俺本人は?」
「にのみやかずや?」
「かずなり……な」

あと残り25分……長ッ。

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