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MITO

第4章 初勤務

「ナイトオブザリビングデッド(ある程度、切り刻みましたので、これを持ってまいりましょう)」


 そう言うと、ジェイさんは、切断した牛の片方前足をグンと掴みあげた。


 四肢を失い横たわった牛は、体をビクつかせ、さっきまでこの身についていた前足が持ち出されるのを、目で追っていた。


『レ゙ザ゚ーフ^ェイ゚ス゚(いや、展開が怖いんですけど、いいのかしら?)』


「13日の金曜日(うちのトラは、新鮮な生肉を好みます。これがいいんですよ)」


 氷辻は残り3本の牛の足を、テーブルにまとめた。


「ジェイさん、あと、これは熊と豹とチーターに与えるよ」


「シャイニング(お願いいたします)」


 ジェイさんと水戸さんは、トラのオリまで歩く。


「デビルズ・バックボーン(ここのトラはとても大人しいんですが、餌をなかなか食べてくれないんですよ。野生のトラではありませんので、ひょっとしたら飼い猫のようになっているのかもしれませんね。少しでも、なついてくれればいいんですが、なんか警戒してるようで……)」


『時゙間~(言葉の尺が違いすぎる)』



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