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君を好きにならない

第13章 追跡



二人とも酔っていた


いや

酔ったふりを
してたのかもしれない


俺達は
会話のボリュームも気にせず
ストレスを解放するように

ほんとか?

本気でそんなことを
言ってるのか?


と聞きたくなるようなセリフを
言い合っていた



どちらかが
強引に誘えば

どうにかなってしまいそうな
そんなバランス


でも
どちらもそのバランスを
崩せずにいた




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