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君を好きにならない

第3章 誘ってんのか?



そう言いながら
俺は真琴の耳にふれ
それから柔らかい髪の中に
指をうずめた



すると真琴は


俺の名前を呼んで


「司さん・・・」


そして




俺に


唇を重ねた





好きだったのか?


俺のこと



こんな年上の男を

相手にしてくれるのかよ



真琴




「あの~お客さん・・」



運転手の声が聞こえると

真琴は
スッと俺から離れ



それから





それからの記憶は





ないんだ

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