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君を好きにならない

第3章 誘ってんのか?



「ん・・・何時だ?・・」


目が覚めた俺は
まず手探りで携帯を探した


でも
いつもの場所に携帯がない


くっそ
何時なんだよ・・・


俺は仕方なく
ゆっくりと目を開け
薄暗い部屋で
また携帯を探した


「・・・?

え?


え?え?え?


・・・どこだよ・・ここ」



携帯を見つけたものの
そこは見たこともない部屋


カーテンは閉まっているが
カーテンの隙間からは
明るい日差しが漏れていた


ワンルームに置かれたベットの上


俺は
服を着たまま寝ていたみたいだ


部屋には誰もいない


待てよ・・・

たしか昨日・・・・



バーで飲んで

それから・・



『ガチャッ』


その時
鍵を開ける音が聞こえて
誰かが部屋に入ってきた


「あ、おはようございます。
今、おにぎり買ってきたんですけど・・」




マ・・・・マサシ



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