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隣は空席のまま…

第6章 一軒家の他人


私は、部屋に戻ろうとソファから立ち上がる――――




ぐらっ…




一瞬――――!立ち眩みがした!



足で踏ん張ることも出来たが…ソファが有ると思い――――!無理せずソファに体を受け止めてもらった



今まで――――貧血や立ち眩みなど経験したことが無かった私は…


再度腰を降ろしたソファで…唖然としていた




「――――…年…?やだ…」



“やだ”は、本音である――――…女の幸せを何1つ感じられないまま死ぬのかも…と、思うと情けないと思ったからだ…





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