隣は空席のまま…
第6章 一軒家の他人
そんな事を考えながら焙煎を終え、次は軽食の下拵え
マスターの作るサンドイッチは常連客も納得の美味しさで、ランチ時はもちろんブランチタイムやおやつタイムの時間にも数が出る
取り分け玉子サンドは頻繁に出るため茹で玉子を準備する
「マスターの玉子サンド私も好きですよ?隠し味とかあるんですか?」
「隠し味?そんなもんないよ?その日の気分でマヨネーズの量も違うしね…ここの雰囲気で8割がた得してるって感じなだけですよ」
マスターは、フフと笑いサンドイッチに挟むレタスをちぎった