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隣は空席のまま…

第1章 嘘つきの魅力


「いらっしゃい」


入ると…シワの多い年配のバーテンがカウンターから声をかけた…



「狭い店だけと…お酒はうまいのよ、ねぇ~マスター!」



「ホタルちゃん…狭いのは仕方ないでしょ?」





オカマの名は…“ホタル”と言うらしい…




「狭いけど、好きな所に座ってください」



マスターは、ホタルの言葉をやんわり自虐り…私を席に促す…




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