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隣は空席のまま…

第7章 ホタルの叔父


小笠原さんは…


そうなることが解っていたのだろか…



ここはホタルの家だ!――――…と、家を、買ってすぐに名義も変え税金のあれこれをホタルに任せていた


ホタルは普通じゃない趣味を持っていたが…バカでは無い


小笠原さんは、何年もかけてホタルに居場所と自由の素晴らしさを教えた


社会の仕組みや――――…ホタルの世界や、そこの偏見も肩身の狭さも…同様に教えてくれた



小笠原さんは…それでも、世界は暖かいと…




ホタルに教えてくれた――――…唯一の



理解者だった







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