隣は空席のまま…
第1章 嘘つきの魅力
「煙草の香りで――――…ブルーになるとか…
これから先…あんたはブルーで居続けるつもり?
煙草は…絶滅しないんだから……あちこちで香ってるわよ!!」
絶滅って――…
確かに…喫煙者は肩身が狭くなっている世の中だが…
煙草が無くなると言う話は聞かない…
「そうですよ…ネズミさん…、煙草は煙草…
ブルーはブルー………気にしていたら…私みたいに長生き出来ませんよ?」
マスターは、私とホタルの目の前にパステルカラーのカクテルを…そッと置く…
「マスターの言う通りよ!!
そんなこと言ったら!今ごろ私…煙草なんか吸えないわよ!」
ホタルは、マスターの作ってくれたカクテルを口に運ぶ――…
「///あら、やだ!!美味しい!!」
煙草とパステルカラーのカクテル…
そして…見事なリアクション…
ホタルは…完全なる…オカマだ…