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隣は空席のまま…

第1章 嘘つきの魅力


私も…ホタルに続き…カクテルを口に運ぶ…




「美味しい―…」


「ね、言ったでしょ?ここのお酒はおいしいのよ!」



ホタルを誉めた訳では無いのに…どや顔のホタルに…私とマスターは顔を見合せ笑った…



「で、ホタルちゃん…初めて見る顔だけと…ネズミさんは、お友だちですか?」



マスターは、常連らしいホタルに私の事を尋ねた…



「あ、あぁ…居場所の無い…残念女よ…

さっき、ナンパしたの!私も暇だし…即席女子会ね!」



ホタルは、ニコニコしながら煙草を口にくわえた…




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