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隣は空席のまま…

第8章 不安と天秤


お湯が沸き…



茶葉が開く時間――――…沈黙が続いたが



ティーカップに紅茶を注がれるまでそれが続とは思わなかった



私 もホタルも、口を開くタイミングが解らなかったのだ




大胆な癖に繊細なホタルの人柄が見えた気がした




私の場合は――――…ただの…臆病者





情けない








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