隣は空席のまま…
第14章 【最終章】隣は空白のまま…
ホタルの指は――――…女らしく細くて綺麗
嫉妬してしまうほど綺麗
ネイルを施せば女の私より女らしい
でも、そんなホタルの指が今日は男らしく見える
「///あっ、や――――…凄い…あや――――…」
私の愛撫でホタルの切ない色気が溢れる…
男らしかったり…女らしかったり…
「///ホタルはズルいわ――――…どっちも色っぽい」
「///はぁ、はぁ、――――…どっちも、って…何よ――――…」
私は「ん~…」と、悩みながらホタルの蜜を舌で絡めとる
「///全部――――…ホタルが色っぽいってこと」
私はホタルの全体を口に含みそれ以上答えないようにした――――…