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隣は空席のまま…

第3章 記憶の中の甘いズレ


ダメ――――――――…


なのに…


彼との思い出が――――私を内側から揺らす…





ダメ――――…ダメダメダメダメ…






「――――彩…芽…?」










私は――――――――バカだ…






思い出の温もりと…


現状の寂しい寒さが――――…



私を安易な温かさへと…









引きずり込む――――…






ダメなのに――――…玄関の扉を開けている自分に…







腹が立った――――…






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