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隣は空席のまま…

第3章 記憶の中の甘いズレ


「――――彩芽…いいのか?」




―――いい訳が無い…




でも―――…







頷き…




私は、隆太を部屋に招き入れていた…






隆太の――――…香りが…懐かしく鼻孔をくすぐる…









まだ…覚えている――――…この、香り…






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