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隣は空席のまま…

第1章 嘘つきの魅力


夜の…11時…



私は、乱れた髪を整え…



着替えて…マンションを、出た―――…









彼が…私の部屋に泊まる事は無い―――…




帰る場所があるから…





私の場所は…只の…帰宅途中の通過点…





そう思うと――…通過点で止まりたくなくて…




部屋を出てきてしまう…






今日は…



何処に行こう――――…




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