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隣は空席のまま…

第1章 嘘つきの魅力


フラフラ歩きながら――…


まだ、寝るには早いと騒ぐ街を横目に…



私は、どこか心地良い場所を探す…




「――…何処にも居場所がない…とか…うける……」



項垂れると…重たい足を止めた――…




「―――…“うける”って、顔じゃないわよ、あんた――…家無しなの?」




…声をかけられたのは自分だと気がつくのに時間がかかったが…


声の方に振り替える…






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