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リアル

第12章 10

じゃあ、解散!




終電が近づき、各々声を掛け合い、帰って行く





亜美は女子社員達と道端で盛り上がっている





(亜美)ねぇ、今日誰かお風呂貸してくれない?昨日からお風呂壊れちゃって…お湯が出ないんだけど




大家に電話したら月曜まで直しに来れないって言われて




(女子社員)近所の銭湯は?




(亜美)今日生理になっちゃって、銭湯に行けなくなっちゃった




(女子社員)うちの風呂は小さいから〜





お疲れ様でした。




ゆうは軽く会釈して、さっさと駅へと歩いて行った





ホームで電車を待っていると亜美が一人で歩いてきた





あれ?家こっち方面なんですか?




ゆうが亜美に聞くと




亜美はゆうから少し離れて立ち止まった




(ゆう)一人で来たという事は…

えーと…風呂はどうするの?





(亜美)生理だし!お風呂入りたい!




亜美がぷぅーと頬っぺを膨らまし、ふくれっ面をして線路を見つめている





ゆうは亜美を見て、しゃーないな。と諦めた





うちで入る?





いいんですか?!入ったらすぐ帰りますから!




良かったー!ありがとうございます!





ホッとしたー!どうしようかと思って!





亜美は人懐っこい笑顔をみせた


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