青鬼の怪~あなたは、これを信じますか?~
第2章 二つ目の悪夢
「私、もう消すわ」
いきなりの言葉に、妹が戸惑ったような表情を向ける。
「消すって、何の話?」
「青鬼よ、青鬼。あんたが私に送ってきた画像、あれを見てから、ろくなことがない。ーっていうか、変な夢ばかり見るのよ」
妹が首をひねった。
「私なんて、もう数え切れないくらい、あのゲームをしたけど、何もなかったし、夢なんて見たこともなかったけど? 友達の間でも
そんな話は聞かないよ」
私は断固として言った。
「あんたたちがどうあろうと、私は不吉な夢ばかり見るんだから、仕方ないでしょ」
妹が珍しく考え込んでいる様子だ。
「お姉ちゃんって、もしかしたら、影響を受けやすいタイプ?
ほら、浮遊霊とかに憑依されやすい人っているじゃない」
「止めてよね、もう」
私は妹を睨みつけた。
妹が黙り込み、狭い室内に重い沈黙が押し寄せる。
その時、しじまを切り裂くかのように私のケータイが鳴り始めた-。
いきなりの言葉に、妹が戸惑ったような表情を向ける。
「消すって、何の話?」
「青鬼よ、青鬼。あんたが私に送ってきた画像、あれを見てから、ろくなことがない。ーっていうか、変な夢ばかり見るのよ」
妹が首をひねった。
「私なんて、もう数え切れないくらい、あのゲームをしたけど、何もなかったし、夢なんて見たこともなかったけど? 友達の間でも
そんな話は聞かないよ」
私は断固として言った。
「あんたたちがどうあろうと、私は不吉な夢ばかり見るんだから、仕方ないでしょ」
妹が珍しく考え込んでいる様子だ。
「お姉ちゃんって、もしかしたら、影響を受けやすいタイプ?
ほら、浮遊霊とかに憑依されやすい人っているじゃない」
「止めてよね、もう」
私は妹を睨みつけた。
妹が黙り込み、狭い室内に重い沈黙が押し寄せる。
その時、しじまを切り裂くかのように私のケータイが鳴り始めた-。