青鬼の怪~あなたは、これを信じますか?~
第1章 妹からのメール
妹は、〝え~、そんな男のどこが良いのよ、面白くも何ともないじゃん〟なんて言っているけれど、
別に妹の恋人というわけでもないのだし、私は無視している。
どうせ、私に来るメールなんて、その妹からくらいのものだ。
たった今、届いたばかりの着信メールを見ると、案の定、妹の由佳里の名前があった。
-面白いものがあるから、送るね。
どうせたいしたものではないのは判りきっている。私は二度目のため息をついて、妹からのメールに添付されているファイルを開いた。
一瞬、ギョッとなる。ケータイの小さな画面の中から、青い般若の面が私をじいっと見つめていた。けして睨んでいる
というわけでもないのに、不思議なことに、すさまじいまでの圧迫感を感じた。
-な、なに、これ。
私は眼を一杯に見開き、画面の中の青い般若面を見つめる。
別に妹の恋人というわけでもないのだし、私は無視している。
どうせ、私に来るメールなんて、その妹からくらいのものだ。
たった今、届いたばかりの着信メールを見ると、案の定、妹の由佳里の名前があった。
-面白いものがあるから、送るね。
どうせたいしたものではないのは判りきっている。私は二度目のため息をついて、妹からのメールに添付されているファイルを開いた。
一瞬、ギョッとなる。ケータイの小さな画面の中から、青い般若の面が私をじいっと見つめていた。けして睨んでいる
というわけでもないのに、不思議なことに、すさまじいまでの圧迫感を感じた。
-な、なに、これ。
私は眼を一杯に見開き、画面の中の青い般若面を見つめる。