青鬼の怪~あなたは、これを信じますか?~
第1章 妹からのメール
それは何とも形容のしがたい感覚であった。そちらを見たいとは思いもしないのに、視線だけが吸い寄せられてしまうような感じとでもいえば良いのか。
ケータイの画面の中から強力なオーラが放たれているよう気さえする。
私は眼を閉じ、深呼吸してから、ゆっくりと開いた。もう一度、画面を見つめる。
今度は安心の吐息を吐いた。
何てことはない、ただの画像ではないか。
私は臆病な自分を自分で笑いながら、妹に返信メールを送った。
-これが今、あんたたちの学校で流行っている青鬼なの?
すぐに妹から返事が来た。
-ご名答。ななか迫力あるでしょ。これがDSのゲームで追いかけてきて、逃げ切れなかったら、最後は食べられちゃうわけよ。マジで怖いんだからね。
読むだけ読むと、私はケータイを閉じて眼をつむった。
ケータイの画面の中から強力なオーラが放たれているよう気さえする。
私は眼を閉じ、深呼吸してから、ゆっくりと開いた。もう一度、画面を見つめる。
今度は安心の吐息を吐いた。
何てことはない、ただの画像ではないか。
私は臆病な自分を自分で笑いながら、妹に返信メールを送った。
-これが今、あんたたちの学校で流行っている青鬼なの?
すぐに妹から返事が来た。
-ご名答。ななか迫力あるでしょ。これがDSのゲームで追いかけてきて、逃げ切れなかったら、最後は食べられちゃうわけよ。マジで怖いんだからね。
読むだけ読むと、私はケータイを閉じて眼をつむった。