青鬼の怪~あなたは、これを信じますか?~
第1章 妹からのメール
今日は後期試験の最後の日だった。昨夜は朝方まで勉強していて、さすがに疲れている。これ以上、妹のくだらない話に付き合う気分ではなかった。
そうしているうちに、いつしか浅い眠りに落ちたようだ。
私はいつしか夢を見ていた。
かすかに見覚えがある古い建物が見え、私はその家の庭先にたたずんでいる。ハッと気がつくと、私はおさない頃に戻っていた。
小さな手、身の丈も今の三分の二くらいしかない。
髪の毛は肩より少し長いくらいで、二つに分けて三つ編みにしている。その頃、お気に入りのウサギの飾りのついたゴムでくくっていた。
間違いない。あれは、幼稚園の頃の私だ。奇妙なことに、私は、幼い頃の私を客観的に眺めていた。まるで懐かしい想い出が映画かドラマになったかのように、今の私がそのフィルムを通して、小さな私を見つめているのだ。
そうしているうちに、いつしか浅い眠りに落ちたようだ。
私はいつしか夢を見ていた。
かすかに見覚えがある古い建物が見え、私はその家の庭先にたたずんでいる。ハッと気がつくと、私はおさない頃に戻っていた。
小さな手、身の丈も今の三分の二くらいしかない。
髪の毛は肩より少し長いくらいで、二つに分けて三つ編みにしている。その頃、お気に入りのウサギの飾りのついたゴムでくくっていた。
間違いない。あれは、幼稚園の頃の私だ。奇妙なことに、私は、幼い頃の私を客観的に眺めていた。まるで懐かしい想い出が映画かドラマになったかのように、今の私がそのフィルムを通して、小さな私を見つめているのだ。