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爺やと他の執事達や庭師の部屋に、それぞれ脱衣室と浴室があるんだけど大抵は、大浴場を利用している。

◇富崎邸１階・男風呂の脱衣室◇

僕とロークが脱衣室に着くと、先に他の２人の執事達がいた。

「泉坊ちゃまとロークさんも、今からですか？」

富崎邸に仕える、１８歳の最年少執事。

名前は、小清水所太郎(こしみずしょたろう)。

「俺達も、今からなんすよ～」

こっちの少し軽そうなのが、所太郎と同じく１８歳で最年少執事。

名前は、軽井茶羅(かるいちゃら)。

「僕達も今からだよ」

「茶羅
泉坊ちゃまに対して、その言葉遣いはやめるように言っただろ
『なんすよ』じゃなくて『なんですよ』だ」

茶羅に、説教するローク。

「すみません…。
ついつい、クセで…。」

「ローク、別に良いよ
タメ口じゃないんだし、茶羅らしくて良いよ」

「流石、泉坊ちゃま！
わかってらっしゃいますね♪」